台湾製万年筆 IWI サファリ LACL タイワンツキノワグマ
6月末にキャッシュレス5%還元が終わるので、久しぶりに1本万年筆買ってみました。
購入したのはIWIと言う台湾のメーカーの万年筆。
IWIは1985年創業の比較的新しいメーカー。ただ、台湾の万年筆メーカーでは老舗になるそうです。
欧米の筆記部メーカーのOEMもしているそうです。IWIはInternational Writing Instrumentの略だそうです。
キャッシュレス5%還元が終わってしまうのでもらえるうちに何か、1本ほしいなあと、ついこういうのが終わると強迫観念で買わねばならないというのが小市民です。
迷ったのは以前から買ってみようかどうか迷っていた、パイロットのエリート95S。
どうしようか迷っていたら、たまたま見つけたのがIWIのこのツキノワグマでした。
以前買った台湾のツィスビーが結構良かったのと、
クマの飾り(彫金のような感じの立体的なクマの飾り)が可愛いので気になりました。
どうやら2019年10月に出た新しい商品のようです。
ペン先はドイツ、ボックの鉄ペンでEF(極細、エクストラファイン)とのこと。
ヨーロッパのEFなどは日本のF(ファイン細字)、やFM(ファインミディアム、中細)下手するとM(ミディアム、中字)くらいのもあります。
書いてみた感じではパイロットのカスタム ヘリテイジ92のMFくらいの太さでした。
自社でペン先を作れないところはボックやシュミットのペン先をつけている場合が多いです。
商品写真で見ると結構大型の万年筆に見えたのですが・・・・
来てみるとかなり小さい。長さはそれなりですが細すぎる。
軸は一応金属製。コンバーターが、すご~く安っぽい・・・・一応機能的には問題ありませんでしたが
さて、ボックのペン先ですが、これまためちゃくちゃ小さい。愛用しているシュミットのペン先をつけたロングプロダクツの桜とも柄万年筆と比べてもペン先がかなり小さい。
(ロングプロダクツの藤本寛氏は残念ながら2012年にお亡くなりになられています)
ロングプロダクツとカクノと3本並べてみましたが、一回り小さいのがわかると思います。
15号の金ペンと並べたら値段的にほとんどイチャモンですが、同じ鉄ペンで、カクノは1000円税別ですし・・・(ロングプロダクツは10年以上前に買い今はてにはいりません)
また、金属軸ですが重量が軽く、細身で長さも本体だけだと短いので、キャップを尻に付けないとバランスが悪く書きづらい。
尻につけると、まあそれなり、ペン先が小さいので固め、インクフローはそこまで渋くない。(でも潤沢ではなくやや渋め)
万年筆本体の大きさ比較ラミーabc 入門用の廉価版鉄ペン(買ったときは税8%だったので2700円税込み)、台湾のツィスビーエコT(吸入式万年筆鉄ペン、5500円、税10%)、で今回買ったのがIWI サファリ ツキノワグマ7700円。税10%
真ん中が、IWIのサファリツキノワグマ。かなり細いのがわかると思います。
このツキノワグマの彫刻が可愛いので気になったのと商品写真見ると結構大型にみえたのですよね・・・・
個人的にはあまり軸が細いペンは好みじゃあないのですよ・・・・よく数字とか確認しないと駄目ですね・・・
あと、ペン先が小さいので固めなのと、インクフローはそこまで渋くはないのですが、潤沢でもなく、ややかき味は重め。もう少しインクフローが良いか、ペン自体の重量が重ければかき味が変わりそうですが、ペン先があまりに小さいためかもしれません。
パッケージングは立派なのだけれど、これならもうちょっと簡素なパッケージングにして値段を安くしてくれたほうがありがたいのですが・・・
パッケージ開けて、本体見た感想は「小さ!!」でした・・・
ここまで悪いことばかり書いてきましたが、併合式のキャップの精度はしっかりしていますし、軸の材質や仕上げは悪くないと思います。
カヴェコスポーツより書味は個人的には良いと主ますが、
パイロットカクノやラミーabcのほうが好みです。
ただ、数万円する欧米舶来万年筆でも書味がもっと悪いのもあるので、できれば試筆して買うのが良いのでしょうが・・・(万年筆はどうしても新品でもばらつきがある。パイロットが一番ばらつきが少ないように感じるがそれでもある)
しかし、地元の名古屋丸善のビルが有ったころは多くの種類の万年筆が並び試筆して買えたのですが、ビルが取り壊され、丸栄に入ってからは馴染みの店員さんも解雇されたのか居なくなり、売り場も小さく商品も少なくなってしまいました。
その丸栄もすでに壊されてなくなる、名古屋の丸善はどこへ行ったのやら・・・
試筆してみると、意外と気になっていた万年筆が試筆すると冷めてしまったり、試しにしたものがすごく好みで買ってしまったり・・・良い時代でした。
その上、今はコロナ禍でなかなかお店へ行って試筆しづらい状況でもあります。
パイロットエリートの復刻、エリート95Sを買ったほうが良かったかなとちょっと後悔したり・・・。
率直なところ、買ってから1ヶ月ちょっと使ってみてそんなに悪くないけど、いいなともあまり思わない。といった感じです。
これが5000円なら、まあこんなものかと思うのですが。
インクは付属のカートリッジブラックではなく、パイロットの色雫、稲穂(イナホ)を入れてみました。
黄色系のインクはちょっと興味が有ったのですが、どちらかというと茶色に近い?もう少し明るくて黄色みが強いほうが太陽に輝く稲穂のイメージですが、もう少し太い字幅だと印象がガラリと変わるかもしれません。
黄色系のインクを使ってみたかったというのと、竹林、霧雨に続いて、東方Project系から穣子様を連想して稲穂買ってみたんですが・・・
どちらかというとやたら芋ばかりのイメージがある穣子様ですが、一応(というと失礼)豊穣の女神ということで、テーマ曲も「稲田姫様に叱られるから」ですね。
とは言え、芋の印象が強く、初登場の東方風神録では霊夢に「うーん、生焼き芋の香り」と言われたり
ダブルスポイラーでも文に「神様も兼ねてる焼き芋屋さん」といわれたり・・・
こちらも正規委託店。税別1000円が正規委託価格ですよ。
幻想少女大戦シリーズでは攻撃は芋ばかりでもう、芋の神様かというような・・・
スーパー秋姉妹キックでも芋噴出してるし・・・
幻想少女大戦 さんぼん堂サイト
正規委託だとこの値段ですよ
無料配布の同人ゲーム「東方天華楼」では秋姉妹でエクストラボスだったり
東方天華楼のダウンロードサイト
正直お金取っていいレベルだと思うのですが・・・すごくできが良い!!いま、三作目の東方門殊銭の体験版も発表されています(2020年8月現在)
個人的には穣子様、結構好きなんですが、2020年の人気投票97位はちょっとショック・・・
今年は秋サンドなしか・・・
二次創作では結構、取り上げられることが多いので、ファンは多いと信じたいのだけれど・・・
東方Projectの同人系ゲームや音楽などは、アマゾンだと、かなり高く売られているので、正規のサークル委託ショップで購入されることをおすすめします。
東方Project関連わからん人はすっ飛ばして読んでください。
話戻して、稲穂入れて書いてみると斜め線、右から左がかすれやすく感じます。書き始めに少しかすれるような?
ペンが軽く、インクフローもやや渋めなので、ちょっと筆圧がいる感じです。
ペン先がある程度固めでもインクフローが良いと意外とかき味がよく感じるような気がするのですが、こればかりは個人的な好みなのでなんとも言えません。
ツキノワグマの意匠が可愛く、面白いと思ったのですが、コンバーターが小型で安っぽいのと、ペンも細身でペン先も小さいので個人的にはあまり好みでなかったのが残念です。
細身で書き味が固めなのが好みな方なら良いかもしれませんが、値段的にも廉価版というのは高めですし、なんといっていいか、微妙なところです・・・・
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